連携

高大連携・社学連携

GJS-ERIの高大連携・社学連携

近年、大学に期待される学術研究や人材育成のあり方が、大きく変わりつつあります。人文学においては、歴史、社会や文化などに関する最先端の専門知を生み出すだけでなく、研究成果をいかに社会実装するかが問われています。さらに教育面においては、高度な専門知を身につけているだけでなく、それを活かして社会において新たな価値を創造することのできる人材の育成が、強く求められているのです。「日本」に関わる教育・研究の領域において全国有数の人的リソースを擁する大阪大学では、本拠点が人文・社会科学系の部局を横断するかたちで、高大連携や社学連携に努めています。

高大連携事業

「高校生のための大阪大学人文・社会科学系講義」

本学の人文・社会科学系の研究成果を日本社会、とりわけ次世代を担う若い人々に向けて還元すべく、2025年9月13日(土)に、「高校生のための大阪大学人文・社会科学系講義」を大阪大学中之島センターで開講しました。第1回の開催となった今回の講座では、大阪大学の知的背景である懐徳堂と適塾について知っていただきつつ、言語学の最先端の研究成果に触れていただきました。当日は、高校生とその家族等28名にご参加いただきました。

  • 日時  
    2025年9月13日(土)12:00~16:00
  • 会場  
    大阪大学中之島センターセミナー室7B
プログラム

司会 岩井茂樹(大阪大学グローバル日本学教育研究拠点・副拠点長)

講演①「懐徳堂と適塾:大阪大学の知的背景」
宇野田尚哉(大阪大学グローバル日本学教育研究拠点・副拠点長)

講演②「日本語が話せるということ」
宮本陽一(大阪大学理事・副学長/大阪大学グローバル日本学教育研究拠点長)

見学会 懐徳堂旧阯碑・適塾
野村玄(大阪大学大学院人文学研究科教授/大阪大学適塾記念センター兼任教員)

講演①「懐徳堂と適塾:大阪大学の知的背景」
講演②「日本語が話せるということ」

GJS Research Workshop 2025年10月例会

アントレプレナーシップと人文知(ラウンドテーブル・セッション)

大学教育、とりわけ大学院に期待されている人材育成をめぐる最新の動向に答えるべく、大阪大学ではさまざまな取り組みがなされています。そのなかで2018年に設立された共創機構は、大阪大学の技術や研究シーズと産業界のニーズを結びつけ、社会課題解決と新規事業創出を目指す産学連携の中核組織として、学内外をつなぐ重要な役割を果たしてきました。また、キャリアセンターでは、キャリア教育と実践的な就職支援を融合させながら、学生各々の独自性を重視したキャリアデザインの支援に取り組んでいます。さらに人文学研究科でも、大学院修了後に学生が人文学の知見を実社会に活用する力を育成することを目的としてインターンシップ科目を提供しています。

このような状況のなかで本拠点では、主に人文学系のオーディエンスを念頭に、これらの部局での取り組みを紹介するとともに、それらを横断的につなぐ試みとして、10月21日(火)にラウンドテーブル・セッションを企画しました。このセッションのきっかけとなったのは、EO Osaka(Entrepreneurs' Organization―起業家機構)で活躍する本学OB鳥居大嗣さんからの働きかけです。学生起業家支援にも取り組んでいるEO Osakaの観点からの話題提供・問題提起を起点として、ラウンドテーブル形式で議論をしました。今大学に求められる人材育成のあり方、とりわけ人文学との関係について、活発な意見交換が行われる貴重な機会となりました。今後とも、人文学・社会科学や日本研究独自の知見を活かしながら、大学内の研究者や学生と外の地域、社会や企業をつなぐような事業を一層充実させていく所存です。

10月月例ワークショップ