イベント
Graduate Conference
大阪大学グローバル日本学教育研究拠点は、大学院等高度副プログラム「グローバル・ジャパン・スタディーズ」を提供するなど、大学院生の国際的研究発信力を高めることを課題の1つとしています。そして、身につけた能力を実際に運用してみる機会を大学院生に提供することを意図して、毎年Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesを開催しています。近年は、「国際日本研究」コンソーシアムと共催するかたちで開催しており、発表者若干名と主催組織のシニア・若手の研究者あわせて20人程度で、緊張せずに発表・討論できる場を提供しています。国際学会で活躍したいと考えている若手の方々が、英語で研究報告を行う経験を積む機会、研究上の人脈を広げる機会として活用してくださることを期待しています。毎年9月頃に、翌年1月に開催する会の発表者を募集いたします。
第8回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studies
開催報告
2026年1月24日(土)に、大阪大学中之島センター7階セミナー室において、第8回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesが開催されました。主催組織以外からは、講師としてトラビス・サイフマン先生(立命館大学准教授)が参加してくださり、9名の大学院生が研究発表を行いました。

発表者の声
今回のOsaka Graduate Conference in Japanese Studiesでは、専門分野や研究対象の異なる大学院生が集まり、日本研究をそれぞれの立場からどのように捉えているのかを共有する機会となりました。映画研究や歴史学、社会学など異なる分野の発表に触れることで、これまで主に文学を対象としてきた私の研究が、より広い学問的文脈の中に位置づけられていることを改めて意識しました。専門分野を越えて、先生方から各発表に対して丁寧で具体的な助言が寄せられました。研究内容だけでなく、発表方法や英語での伝え方についても指摘があり、大きな学びとなりました。他分野の研究者に自分の研究をどのように伝えるかという視点の重要性も実感しました。また、他の発表者へのコメントを聞くことで、自分にも当てはまる改善点に気づくこともできました。専門や研究対象の違いを越えて、Osaka Graduate Conferenceがリラックスした雰囲気の中で互いの研究を共有できる場であると感じました。参加できたことを大変嬉しく思います。
オブザーバーの声
私はこのたび、本カンファレンスに聴衆として出席いたしました。カンファレンスの特徴として、発表・質疑が英語で行われることと、日本に関わる幅広い学問領域から発表者が集まることが挙げられます。そのため、英語での研究発表の方法と、他分野の聴き手の興味を惹く工夫を同時に学ぶことができます。多言語・多分野の人に自身の研究を伝えられるということは、研究内容をより広く知ってもらうとともに、新たな知見を得て研究の幅を広げることにつながると思います。私の専攻は古典文学ですが、今回ある近現代文学分野の発表に自分の問題意識と共通する部分を見つけ、日本学全体の中での自身の研究の位置づけを考える契機となりました。
質疑やコメントにも刺激を受け、将来は発表者として参加できればよいと思いました。関心はあるけれどハードルが高い、という方は、まずは聴き手として出席してみるのもおすすめです。

第7回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studies
開催報告
2025年1月25日(土)に、大阪大学箕面キャンパス外国学研究講義棟2階学術交流室において、第7回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesが開催されました。主催組織以外からは、講師として楊昱先生(九州大学人文科学研究院講師)、フェリッペ・モッタ先生(京都外国語大学講師)が参加してくださり、9名の大学院生が研究発表を行いました。

発表者の声
Osaka Graduate Conference は、多様な文化的・言語的背景を持つ参加者が、英語を共通言語として議論する場です。最大の収穫は、「日本」を「外から」捉える視点を得たことです。これまで私は「日本語」で「日本」を研究することを自明としてきましたが、発表を通じてこうしたナショナルな枠組みを考え直すことができました。苦労したのは、日本語で行ってきた研究をそのまま英訳してもうまく伝わらないことです。英語で発表することは単なる翻訳ではなく、より普遍的な文脈に自身の研究を位置づけ直す作業だと実感しました。先生方からは、発表の内容についてだけでなく、英語での発表をより効果的にするための具体的な助言もいただきました。また、他の発表を通じて、文学・歴史・社会など多様な領域の知見に触れ、大きな刺激を受けました。英語力が心配な方も、ぜひチャレンジしてみてください。コメンテーターの先生方、発表者の皆さん、どうもありがとうございました!
オブザーバーの声
今回のOsaka Graduate Conference in Japanese Studiesを傍聴し、英語での発表の仕方を学ぶことができました。日本で研究生活を送っていると、英語を使う機会が少なく、国際学会の場でいきなり英語で発表することになると、緊張してしまう場合も多いため、今回の傍聴は、国際学会での発表の仕方に慣れる良い機会となりました。また、先生方は発表者に対して、専門的な意見だけでなく、スライドの作り方や質疑応答の際の対応についてもアドバイスをされていました。この傍聴を通じて、どのように学術的な知見を分かりやすく聞き手に伝えるかについて、多くの気づきを得ることができました。さらに、異なる分野の発表を聞くことができたのも貴重な経験でした。今回は、芸術学、文学、歴史学、言語学など、さまざまな分野の発表がありました。特に歴史学の発表は、自分の研究とは全く異なる内容でしたが、非常に興味深く、有意義な時間を過ごせたと感じています。このConferenceは、発表者だけでなく、傍聴者にとっても大変貴重な経験であり、来年の開催も心より楽しみにしています。
この度初めてOsaka Graduate Conference in Japanese Studiesに参加し、英語での発表だけでなく、学術発表そのものの経験がまだ少ない若手研究者にとって非常に貴重な機会だと思いました。さまざまな分野の先生方から、発表者それぞれの研究内容や発表の工夫について丁寧なフィードバックをいただけることは、ほかの学術発表会ではなかなか得られない経験だと思います。また、日本各地の大学で活躍している発表者同士で直接コミュニケーションをとり、意見交換ができるため、今後の研究活動におけるネットワークを築く上でも、Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesは重要な場だと強く感じています。

第6回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studies
開催報告
2024年1月6日(土)に、大阪大学中之島センターセミナー室7Aにおいて、第6回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesが開催されました。主催組織以外からは、講師としてクリスティーナ・岩田=ワイケナント先生(名古屋大学教授)、フェリッペ・モッタ先生(京都外国語大学講師)が参加してくださり、9名の大学院生が研究発表を行いました。

発表者の声
日本を対象とした研究を行う際、日本語のみ使用しても良いかもしれませんが、研究の成果をより多くの人に知ってもらうためには、やはり英語で発表しなければならないと思い、Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesに申し込みました。そして実際に参加すると、このGraduate Conferenceでは、英語による研究発表に関するさまざまなことを教わったように感じます。コメンテーターの先生方は、発表内容についての英語圏の聴衆に向けての発表において説明・留意すべき点だけでなく、スライドのデザインや発表時のたち振る舞いについても教えてくださいました。また、学会は他の研究者の発表を聞き、意見交換する社交の場でもありますが、このConferenceでもそのような機会に恵まれました。端的に言えば、Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesに参加すれば英語圏の学会発表のイメージがつき、本番のための練習として最適だと思います。
オブザーバーの声
拠点が開催するOsaka Graduate Conference in Japanese Studiesに参加して、何よりも、良い発表の仕方について学ぶことができました。それは、発表のテクニックだけではなく、幅広い専門を持つ視聴者のためにそれぞれの研究をどのように発表できるのかが議論され、グローバル日本学というエリア・スタディーズにおいて欠かせないスキルだと思い知らされました。先生方による指摘やコメントがとても刺激的で、専門ではない分野に関してどのように質問をすれば良いのか、またはどのような質問があり得るのかについて学ぶ機会にもなり、将来自分が教員になったときにとても参考になります。さらに、発表者のプレゼンテーションを見ることによって、なかなか触れる機会がない分野に関して繰り広げられている研究について少しでも知ることができて、大変有意義な時間を過ごせました。

第5回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studies
開催報告
2023年1月7日(土)に、大阪大学豊中キャンパス基礎工学国際棟セミナー室において、第5回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesが開催されました。主催組織以外からは、講師としてアン・シェリフ先生(オーバリン大学教授)、フェリッペ・モッタ先生(京都外国語大学講師)が参加してくださり、5名の大学院生が研究発表を行いました。

発表者の声
第5回Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesに参加することを通じ、英語で発表する自信がつきました。英語の原稿とスライドの準備に時間を要しましたが、その甲斐あって、発表の仕方と論点の双方について専門的なアドバイスをいただきました。また、「国際日本研究」コンソーシアムの他大学の発表者と触れ合う機会にもなり、コロナ禍のなかで長い間実現できなかった貴重な経験をすることができました。研究テーマに共通項のある学生と話し合うことで研究会や研究チームについてさまざまな新情報を入手することができ、今後、その学生と協力し、ほかの研究会で一緒にパネルを組む計画を立てようとしています。このOsaka Graduate Conference in Japanese Studiesは国際的な場で活躍するために必要な能力を身につけるチャンスになりますので、学年にかかわらず参加を強くお勧めします。
私は日本近現代文学を専門としており、普段の学会では日本語で発表しています。そのため英語での発表は聴く機会も発表する機会も多くありませんでした。しかし将来自分の研究を英語でも伝えられるようなスキルを身につけたいと思い、今回Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesに応募しました。このConferenceでは、文学、社会学、歴史学など様々な分野の日本に関する研究発表があります。日本に関する研究対象をどのように英語で説明するかという観点から、他の人の発表を聴けることは大変勉強になりました。また専門分野の異なる先生方や聴講参加者から、質問やフィードバックをもらうことができます。特に、わかりやすいスライドの作り方などプレゼンの仕方についてもコメントしてもらえる点は、このConferenceならではだと思います。
私は今回初めて英語での学会発表を経験しました。日本語作品を英語に翻訳したり、プレゼンにふさわしい英語表現を学んだりと、日本語発表では意識していなかった発表準備についても学びました。実際に発表をしてみて、質疑応答でしっかり答えられるよう事前に準備することも必要だと感じました。今回の経験を通して自分の英語発表に対する課題を知ると同時に、英語でも研究を伝えられるようになりたいという気持ちがより強くなりました。
オブザーバーの声
1月7日に開催された第5回Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesに参加することで、文学、映画、マンガ、歴史、音楽をはじめとした、多岐にわたるテーマの研究発表を聴かせていただき、大変勉強になりました。研究の視点と学術的な発表のスキルに関する先生方のご意見も私にとってとても参考になりました。また、今回の会議を通して、日本と世界各国から来られた先生方、また異分野の研究をしている若手研究者とも交流することができ、とても実りある時間になりました。
リスナーとしてコンファレンスに参加したのですが、いい勉強になりました。多岐にわたる研究発表は、日本研究を専門としていない私にとって、日本の歴史や文学に対する理解を深めるよい機会になりました。日本の先生方だけでなく海外の先生方も参加されていたので、さまざまな視点からフィードバックをいただけるというところが印象に残りました。さらに日本各地から来た大学院生の方々とディスカッションやコミュニケーションもできたので、研究の面白さを感じることができました。

第4回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studies
開催報告
2022年1月8日(土)に、大阪大学豊中キャンパス基礎工学国際棟セミナー室において、第4回 Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesが開催されました。主催組織以外からは、講師として田中キャサリン先生(兵庫県立大学准教授)、周雨霏先生(ドイツ日本研究所研究員)が参加してくださり、8名の大学院生が研究発表を行いました。








第8回Osaka Graduate Conference in Japanese Studiesは、発表者9名の内7名が日本文学や文化を研究する留学生で、その英語力と熱意に圧倒されました。英語に苦手意識がある学生にとっては気後れする場ではありますが、入念に準備さえすれば十分に渡り合える場であると感じ、多くの日本人学生に挑戦して欲しいと思いました。
スライドやスクリプトの作成、発表練習、質疑応答の準備など、良い練習経験となりました。また本カンファレンスは形式が学位審査とよく似ており、その予行演習としても有効です。審査員の先生方からの指摘は非常に鋭く、これまで児童精神学の領域のみで検討していた自身の研究を、社会科学の観点から再考する貴重なきっかけとなりました。この「目から鱗」の視点を得たことで、自身の主張をより明確化できました。
これまで馴染みの薄かった「グローバル日本学」という領域が、日本を深く理解し、また発信していく上でいかに重要かを痛感した貴重な機会でした。